ジェンダーと災害ネットワーク

「ジェンダーと災害ネットワーク(GDN)」の紹介

Gender and Disaster Network(ジェンダーと災害ネットワーク)(GDN)は、ジェンダーと災害の問題に関心をもつ女性と男性によって創設されました。世界各国の情報・統計などが発信されています。ジュネーブの準備会議での「男女共同参画と災害・復興ネットワーク」の活動も「A Japanese Women’s Perspective on Disaster Risk Reduction」として紹介しています。

http://www.gdnonline.org/

現在GDNのサイトは、GDNウェブコーディネーターであるモーリーン・フォーダム(ノーサンブリア大学地理学科)さんです。モーリン・フォーダムさんは、第3回国連防災世界会議にも出席され、3月18日のパブリックフォーラム「女性の力で変革を」(男女共同参画と災害・復興ネットワーク主催)の講師のお一人です。

英文のサイトですが、これから、重要な情報は日本語に翻訳してご紹介します。

GDNのサイトから「Who Are We」GDNの概要を翻訳しました。

「ジェンダーと災害ネットワーク(GDN)」の始まりと「ビジョン」について

「ジェンダーと災害ネットワーク(GDN)」は教育とアドボカシー活動を目指したプロジェクトで、ジェンダーと災害の問題に関心をもつ女性と男性によって創設されました。1997年7月、コロラド州ボルダーで開催された「Natural Hazards Research and Applications Center(自然災害研究・応用センター)」のワークショップの早朝ミーティングがきっかけです。GDNは、1997年7月16日朝7時から8時半、バーバラ・ヴォートを座長として開かれた「Women’s Disaster Research Caucus(女性の災害研究部会)」の成果として始まりました。

課題には以下の点が含まれていました。

1)より効果的なネットワークをどのように作っていくか

2)若い女性専門家の活躍の促進をどのように行っていくか

3)女性やジェンダーの問題をどのように正当な研究テーマとして推進していくか

4)情報交換のためのインターネット資料の活用

です。以来、なんと多くの進展があったことでしょう!

GDNでは、研究者や実務者による世界的なネットワークをサポートするため、インターネットや新しいメディアを利用しています。しかし、通信技術は誰でも簡単に利用できるものではないため、私たちは多くの言語や状況下で行われている活動に、引き続き手を差し伸べていかなければならないと考えています。

GDNの目標は次の通りです。

-災害前・災害時・災害後の女性と男性の経験を記録・分析する。その際、ジェンダー関係を、政治・経済・歴史・文化といった幅広い文脈でとらえる。

-共同研究や応用プロジェクトを支援するため、分野や組織の壁を越えて横断的に活動する。

-会員間の情報共有、リソース作り、ネットワーク作りを支援する。

-研究者や活動家の活発で国際的なコミュニティを作り出し、支える。

-あらゆるレベルで政策や実践の変革を提唱する。

以上の目標に向けて、私たちはGDNのウェブサイトを、議論やネットワーク作り、情報交換のための国際的なフォーラムとして発展させ、維持していきます。

現在GDNのサイトは、GDNウェブコーディネーターであるモーリーン・フォーダム(ノーサンブリア大学地理学科)が管理しています。初期のウェブ担当はニコル・ダッシュ(フロリダ国際大学国際ハリケーンセンター)でした。

GDNにはメーリングリストがあり活発な意見交換が行われています(国連国際防災戦略(UN ISDR)のPreventionWebがホスト)。

私たちはこのGDNのサイトを広く活用していきたいと思っています。改善案がありましたら、gdn@gdnonline.orgまでご意見をお送りください。

GDNは目標を共有する方ならどなたでも参加できます。どうぞこちらで登録してください。