掲載日:2015/04/29
去る4月23日、内閣府男女共同参画局主催で「第59回国連婦人の地位委員会及び第3回国連防災世界会議について聞く会」が開催されました。
国連女性の地委員会(CSW)の報告を橋本ヒロ子政府代表ほか、国連防災世界会議(WCDRR)の報告を斉藤参事官ほか、NGOとして男女共同参画と災害・復興ネットワーク(JWNDRR)から堂本、せんだい男女共同参画財団理事長の木須八重子さんが発表しました。
私は「第3回国連防災世界会議における女性主要グループ(WMG)の取り組みとその成果」というテーマで話しました。主に、2005年に開催された第2回国連防災世界会議からの国際的な流れについて、また世界会議の概要と成果についてでした。
2005年に採択された兵庫行動枠組(HFA)では、ジェンダーに関する項目が、優先行動の中の一般的考慮事項に1か所、具体的な優先行動として2か所書き込まれていましたが、今回採択された仙台防災枠組では、前文に1か所、指導原則に1か所、優先行動に3か所、関係者の役割に1か所書き込まれました。
HFAと比べて新しいことは、以下の様な点になります。
・女性や若者のリーダーシップ推進
・性別や年令、障害の有無などによる分類データの収集と活用
・性と生殖に関する健康
・ステークホルダー(関係者)としての女性の役割が明記
詳しい内容については、こちらをご覧ください。
第3回国連防災世界会議における女性主要グループの取り組みとその成果
なお、翻訳はJWNDRRによる仮訳ですのでご承知おきください。
堂本暁子