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【第3回国連防災世界会議】3月16日の報告

掲載日:2015/03/17

(船橋邦子、ケイト・ストロネル)

9時から市民広場のピープルズ・パビリオン(大きなバルーンテント)で開かれたピースボート主催の反原発運動を展開しているロシア、メキシコ、トルコ、インド、ブラジル、インドネシアからの活動家の報告を聞きました。

前日、本体会議で大田国土交通大臣は安全神話からの決別を語りながら一方で日本から原発輸出する協定を結ぶなどの動きをしている。海外の報告では三菱、日立、東芝など名指しで抗議行動の市民運動の盛り上がりを映像として見ました。

インドの場合は核兵器もあり、もし日本は原発を輸出したら、核兵器になる可能性はある。しかも日本製の部品などはインドの全体の原子力プログラムにとって不可欠なので、インドと日本は連携し、インド・日本原子力協定は強く反対しないといけないことが強調されました。

メキシコでは放射能廃棄物は人々の目に触れないようなところに秘密裡に捨てられていることが発見されました。日本でも福島においても放射廃棄物は焼却炉メーカーと原発メーカーと政府が一体となって、生活の場所で焼却されている事実も報告されています。今回の会議では原発が人災(man made disaster)という表現でポスト2015枠組に入り、本体会議のセッションでもCSO共同代表、大橋正明さんがこの点について5分間の発言する時間が与えられたのは大きな前進でした。