掲載日:2024/01/09
2024年は、残念なことに元旦の夕刻に能登半島に震度7の地震が発生し、災害での年明けとなりました。今でも懸命な救助・復旧が続いています。被災された方が一人でも多く救助され、一日も早く被災地に日常が戻ることを願ってやみません。
年を越してしまいましたが、昨年暮れに内閣府男女共同参画局に要望書を提出したご報告です。
2023年12月19日(火)15:00~15:30
男女共同参画と災害・復興ネットワーク(JWNDRR)は、12月19日(火)に内閣府男女共同参画局を訪問し、岡田局長と面談。要望書「ジェンダー平等・多様性尊重の視点を重視し、より充実した防災・減災(DRR)政策の推進について~関連死ゼロに向けての対策の推進を~」を手渡すとともに、岸田総理及び防災担当大臣及び男女共同参画担当大臣への要望書を託しました。
現在、JWNDRR は「仙台防災枠組の基づく「ジェンダー行動計画」の市民会合にジェンダー・ステークホルダーとして参加する一方、「イタリアの防災政策に学ぶ」をテーマに勉強会等を重ねており、今回の要望書は一年間の学びの成果をまとめたものです。その要旨は、①ジェンダー統計さらに災害時に脆弱とされる人たちのデータ収集・分析システムの整備・充実を早急に進めること、②災害関連死を出さないイタリアの制度に習い、災害に備えて生存に不可欠なTT(トイレ=衛生)、KK(キッチン=栄養)、BB(ベッド=睡眠)の整備・充実を図ること、③仙台防災枠組みの優先行動、とりわけ復興におけるBuild Back Better を含め総合的・計画的に災害政策を推進するため、まず中央防災会議に災害弱者といわれる人々や女性の委員を増員すること となっています。
岡田局長は要望書をご覧になり、特にTKB48について質問され、堂本代表が「TKB とはトイレ・キッチン・ベッドの頭文字であり、関連死を出さないためには48 時間以内にそれらの配備が必要なのです」と説明すると、深く頷いておられました。
2024年元旦の夕刻に能登半島に震度7の地震が発生し、今でも懸命な救助・復旧が続いています。被災された方が一人でも多く救助され、一日も早く被災地に日常が戻ることを願っております。
男女共同参画と災害・復興ネットワーク
代表 堂本 暁子