掲載日:2020/04/18
日本では、2011年の東日本大震災以降、被災地において高台への防災集団移転が行われています。アメリカにおいても Managed Retreatと呼ばれる大河川の洪水や高潮災害の危険地帯から町を移転する防災政策が進められてきました。同様に、アジア諸国においても集団による防災移転や復興まちづくりが、地方政府や市民社会団体などにより行われています。本シンポジウムでは、防災集団移転を通じたまちづくりについての国際比較を通じて、防災移転の政策的課題や災害対応としての妥当性や有効性について検証します。その中で特に、多様性とジェンダー視点に立つことの意義とチャレンジについて考えます。
なお、本シンポジウムは、国際交流基金の助成により2018~2019年度、カリフォルニア大学と男女共同参画と災害・復興ネットワーク(JWNDRR)が共同で実施した、日本とアメリカにおける合同調査研究の報告会として実施するものです。
日時: 2019年11月20日(水)13:00~16 :00
場所: 世界銀行東京事務所 セミナールーム (同時通訳有り)
共催: カリフォルニア大学デービス校、男女共同参画と災害・復興ネットワーク(JWNDRR)、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界銀行東京防災ハブ
プログラム
» 防災移転シンポジウム報告書
I.開会挨拶
1.世界銀行駐日特別代表 宮崎成人
2.国際協力機構(JICA)社会基盤・平和構築部長 安達一
II. 基調講演
「防災・減災・復興」
男女共同参画と災害・復興ネットワーク代表 堂本暁子
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III. パネル討論
1.日米比較研究の概要と調査結果
石渡幹夫 JICA国際協力専門員(防災・水資源管理)
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2.アメリカと日本における防災移転の現状と課題
ニコラス・ピンター カリフォルニア大学デービス校教授
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3.ネパールにおける復興まちづくり
ルマンティ・ジョシ Lumanti プログラムオフィサー
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4.世界銀行における包摂的な防災への取り組み
世界銀行 防災専門官 迫田恵子
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5.フィリピンにおける集団移転に関する復興計画つくり
JICA社会基盤・平和構築部次長 荒仁
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モデレーター:
田中由美子 男女共同参画と災害・復興ネットワーク副代表、城西国際大学招聘教授
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